不妊治療に専念できるのか日記

35歳、原因不明不妊で不妊治療中。家庭内プレッシャーにより、不妊治療に専念できているとは言えない状況。不妊治療の記録と、日々のあれこれを吐露します。

初めての体外受精 緊張の採卵①

 

前回の診察から3日後。

 

周期的には、Day14。

 

採卵日を迎えました。

 

 

初めての採卵ということもあり、ちょっと緊張。そして不安。

なによりビビりの私でなので、「痛いのコワイよぅ。。。」という心の声が何度も聞こえてくる。。。

 

はぁ。

 

 

ため息ついても何も進まないので、頭の中のもやもやをサッとひと払いし、採取したての夫のセーエキと共にクリニックに向かいます。

 

ところで採卵日前日の22時から飲食は控えるよう指示がありました。

当日も朝食はとらず、水分のみ。

でも便秘やら卵巣の腫れやらで食欲無いからツラいわけではない。

 

クリニックには8:20頃到着。

到着するやいなや院内に通される。(予約していた8:30まではまだ時間あったけど)

 

まずは夫のセーエキを提出。

その後、いくつかのベッドがカーテンで仕切られた部屋に通される。

部屋はオフホワイトを基調にした、いわゆる病室的な病室。

冷房が効いていて私には少し寒かった。

 

そこで看護師さんから下着を全て脱ぎ、術着に着替えるよう指示されたので、さっさと着替えて、ベッドに腰かけしばし待機。

 

30分ほど経ち、看護師さんに呼ばれて隣の処置室へ入る。

ドラマで見るような青緑っぽい床と、ステンレスの医療器具が視界に入ってくる。

 

部屋中央のベッド(寝台?)に横になり足を台に乗せ、看護師さんの指示のもと腰の位置を左右に動かし調整する。

 

体勢的には恥ずかしい状態のまま、先生が来るまで待つ。

この時、「痛いのやだな〜」を10回くらい思う。願う。切実に。

 

そうこうするうちに、先生登場。

 

名前を確認され、先生が早速作業に取りかかる。

器具を入れられている最中、いきなり横に培養士を名乗るひとが現れて自己紹介される。

 

まさか培養土さんが現れるとは思っていなかったし、正直、培養土とは今後もコミュニケーションが発生するものなのかどうか分からなかったので、「はぁ。。よろしくおねがいします。。」くらいのリアクションしかできなかった。

 

で、この後先生が無言でテキパキと作業を進め、麻酔→採卵、となるのだけど長くなったので次回エントリに続く。

 

 

にほんブログ村 赤ちゃん待ちブログ 体外受精へ
にほんブログ村

初めての体外受精 採卵日が決まった!緊張と、一筋縄じゃいかない不安

 

排卵誘発剤の副作用である重い便秘に悩まされていましたが、市販の便秘薬(コーラック)を飲み、なんとか苦しみを軽くすることができました

 

でも卵巣がはれているせいなのか、腹水がたまっているせいなのか、お腹の張りはおさらまず、全くスッキリしない日々が過ぎて行きます。

あ〜、モヤモヤ

 

 

そして前回の受診から3日後。朝イチで病院に行く。

 

内診で卵胞を見ると、だいぶ大きくなってます。

先生が看護師さんに伝える声を盗み聞くところによると(先生は患者にいちいち「卵胞は○○ミリまで育ってます」と言わない人)、20mm前後のものが多かった。

その後採血をして、待つ。そこそこ待たされる。

 

診察室に呼ばれると、先生から「ではこの日に採卵します」と、スケジュール表とともに伝えられました。

採卵は3日後。

 

採卵までのスケジュール表には、点鼻スプレーを無くなるまで継続することや、採卵前々日の注射(自己注射)を打つ時間、採卵日当日の注意事項などが書かれていました。

 

私としては体外受精の最大の関門(痛みを伴うので)である採卵の日程が具体的に決まり、目前に迫ってきた事でちょっとした緊張感というかドキドキに襲われる。

なぜか少し、背筋が伸びた。。

 

注射の時間、来院の時間は厳守であることを、しつこいくらい言われてその日は終了。

 

 

帰り道、なんだか複雑な気分だった。

 

緊張感やドキドキの原因は、痛みを伴う治療を目前に控える事だけじゃなくて、採卵によって不妊の原因が判明するかもしれない、という不安もある。

 

判明しないかもしれないけど、判明するかもしれない。

 

判明したらしたで、それはある意味、具体的な治療方法が選択できるわけだから現状の「やれることをやる」という手探り状態からは抜け出せる。

 

でも、それは今まで想像していなかった長く苦しい治療生活の始まりかもしれない。

 

 

・・・なんて考えても、もちろん答えなんて出ないし、現時点でこの不安を解決する「答え」も「手だて」も無い。

 

分かってはいるけど考えちゃうんだよね。

不妊治療を始めた時から、考えすぎないように努めていたけど、全く考えないのもある意味、精神衛生上宜しくなさそうなのでたまには考える。

でも、適当なところでやめとく。

 

とにかく先生に言われた通りの準備をして、当日、遅刻しないようにしよう。

 

 

【この日の治療費】

診察費:15,960円

 

 

にほんブログ村 赤ちゃん待ちブログ 体外受精へ
にほんブログ村

初めての体外受精 便秘で吐くってどーゆーこと?(排卵誘発剤の副作用の話)

 

無事、自己注射テストに合格し、自宅での自己注射が開始されました。

 

ゴナピュールの注射自体は全然問題ありませんでした。

打つ時間帯も特に指定なく、好きな時間に打ってました。

 

問題があったとすれば、お腹の張り。

 

日を追うごとに下腹部がどんどん膨れてくる。

鈍い痛み。そして重たい。マジで重たい。

食欲は出ないし寝付きも寝起きもどんどん悪くなってくる。

 

ゴナピュール投与5日目、気がつくと3日お通じが無いことに気づく。

 

普段は1日1回お通じあるんですが 

全くといっていいほど気配すら感じなくなってました。

 

「あーなんかやばいなー。こんなに出ないの久しぶり」

「これって薬のせいかな?それともなんか体に悪い事したっけ?」

「明日朝に病院行くから、そこで聞いてみよう」

 

と、若干楽観的にその夜は重たいお腹を抱えて床に就いたのですが

夜中に吐き気と鈍い腹痛で目が覚めました。

今まで体験したことのない、なんとも言えない気持ち悪さに戸惑いつつ、急いでトイレへ。

 

 

・・・上から下からの騒ぎになりました。泣

 

 

胃はほぼ空っぽだったのであまり出ませんでしたが、下からはけっこうな。。。

(汚い話でゴメンナサイ)

 

 

でも、出た後は吐き気も痛みも無くなり、久しぶりにサクッと眠りに落ちる事ができました。

とはいってもお腹はまだ張っていたし、何よりぐったりしていた。。。

 

 

翌日朝、病院へ行き内診を済ませると、先生から

OHSSですね。お腹に水が溜まってきてます。副作用です。お水をたくさん飲んでください」

と言われました。

いやいやいや、副作用はそれだけじゃないよね?と心の中で突っ込みつつ

 

「便秘もひどいんですけど」

 

と言うと

 

「それも副作用。市販の便秘薬使って下さい。とにかく、OHSSは気をつけないといけないから水たくさん飲んで」

 

とのこと。

 

 

いやもうマジで、便秘の可能性があることと、便秘薬使っていい事を先に言えよ!って心の中で叫んだね。

 

知ってたら便秘薬用意しといてすぐに飲んでいたさ。

 

初回の注射の時も、看護師さんに副作用について聞いたけどそんなこと一言も言ってくれなかったし!

それよりもむしろバカにされたし。

 

 

あーもー

 

終わった事だし、取り返しのつかない事じゃないからいいけどさ、便秘になると活動効率が半減するから事前に手を打てるように情報は速やかに開示してほしいと思ったのでした。

 

 

 

で、便秘の話はここまでにして、ここから治療の話。

 

内診でエコーを見たら、卵が左右合わせて13個くらいありました。

(私の目で見た感じ。ちなみに先生はそういう内容を特に教えてくれない。患者がそれを知っても治療には関係ないから)

 

まだ大きさが十分でないみたいで、引き続きゴナピュールと点鼻薬を続けて3日後にまた来院することになりました。

 

※もちろんお腹の張りの一因でもOHSSは軽視できるものではありませんので、悪化を防ぐ為にお水をよく飲みました。

ちなみに、お腹にお水が溜まってきてるのに、何故もっとお水を飲まないといけないのか?飲めばまたお腹に水が溜まって辛いじゃん!と思いますよね。

これ、先生曰く、お腹に水が溜まっていくということは、血中の水分がお腹に集まってくるということ。つまり血中の水分が低下していってしまうということらしいです。

そのままにしておくと、脱水症状を引き起こす危険があるのでお腹に水が溜まろうがおしっこがたくさん出るほどどんどん水を飲まないといけない、とのことでした。

 

 

【この日の治療費】

診察費:10,290円

以上 

 

 

この日の帰り道、薬局でコーラックを買いました。

便秘薬って色々な種類あるのね。

薬局の便秘薬コーナーで15分ほど悩んだわ。

 

 

 

にほんブログ村 赤ちゃん待ちブログ 体外受精へ
にほんブログ村

初めての体外受精 自己注射のテストを受ける→無事合格

 

治療初日、ゴナピュール50の自己注射を看護師さんの指導のもと行い、たまたま血管に当たってしまいわずかに出血というトラブルがあったけど無事、注射することができました。

 

で、帰宅後は説明資料を読んで復習。

技術は必要ないので、落ち着いて資料を読みながら手順を守ってやれば無問題なわけです。

 

 

翌日朝、クリニックで受付を済ませると早速看護師さんに呼ばれます。

 

この日は診察は無く、注射のテストのみ。

 

 

早速、看護師さんから

「私は見てるだけで何もしませんし、何も言いません。では、どうぞ」

と言われて注射セットを渡される。

 

 

テストなんて久しぶりだから「落ちたらどーしよー」なんて考えながらちょっとワクワク。w

 

いや、落ちたらまずいんだけど。

 

 

資料を見ながら、すごーくゆっくり一つ一つの手順をこなす。

 

で、注射。

 

今回は昨日注射したところからちょっと遠めの所にしといた。

今回は痛みも出血も無し。

 

無事終了。

 

 

ふう。

終わってみるとちょっと緊張していた事に気づく。

 

 

看護師さんから合格を頂いて、翌日から3日分の注射セットを受け取る。

予備の注射器&針も1セットもらう。

 

 

次は4日後。

 

次回までの3日間、注射を忘れないようにせねば。

でも実は注射が楽しいからきっと忘れないw

 

 

【この日の治療費】(支払った額)

診察費:10.920円

以上

 

 

にほんブログ村 赤ちゃん待ちブログ 体外受精へ
にほんブログ村

初めての体外受精 やっと治療開始!まずは排卵誘発から

 

プラノバールを飲み終わって5日後、生理が来た。

 

最近の生理はいつも「がっかり」が伴っていたけど

今回はそもそも種付け(下品?w)してないから、当たり前だけど気持ちの落ち込みは全くなし。

 

むしろ「受けて立つぜ、体外受精!」という意気込みが沸々ととわき上がってくるのでした。

 

(無駄に前向きすぎるこの精神状態は、ある意味、自己防衛機能が働いているからです。

ネガティブな精神状態でいると、ついつい、この後に訪れるであろう苦痛を想像し気持ちが沈んでしまうからね。

 

 

ということで、生理が来てから3日目に病院に行くと、排卵誘発の方法とスケジュールを説明される。

 

私はShort法(ショート法)という排卵誘発方法でした。

注射(ゴナピュール50)と、点鼻薬(ブセレキュア)の投薬です。

 

毎日注射する必要があるからさすがに通うわけにはいかず、ゴナピュール50は自分で打ちます!!

不妊治療について調べている時に自己注射が必要になる場合があるってことを知っていたけど、正直、「自分がやることになるとは」と思いました。

 

でも、

 

怖さ1:好奇心3

 

くらいの割合でドキドキw

 

だって自分に注射する経験なんて、今まで無かったからねー。

 

 

※ここから下に注射の具体的な描写があるので、「注射が苦手!」、という人には読む事をおすすめしません。

 

診察後、看護師さんに呼ばれて別室に入る。

 

部屋のテーブルには、注射方法の説明資料(写真つきで解説されている)と、注射に必要なもの一式がまとめて置かれており、看護師さんから

「これから私が同じ物を使って注射方法の説明をしますので、私のやり方を見ながら実際にご自分に注射してください」

と告げられる。

 

まずアンプル、注射器、注射針、消毒綿、絆創膏 をテーブルの上に並べ、必要な物が不足していないか確認。

 

説明資料を1ページずつめくりながら、看護師さんのやり方を見ながら薬と注射器の準備を進めて行く。

 

このときには、

 

怖さ1:好奇心5

 

くらいになってた。

ちょっと楽しかった。あはは。

 

薬と注射器の準備が出来たので、おへその斜め下あたりに注射位置を決め、消毒。

 

肉をつまみ、針を刺す。

 

ぷす。

 

ぷすぷすぷす。

 

 

 

うっ。。。

 

根元まで刺し、薬を注入しはじめたところで鈍い痛みが走る。

ズキン、という重たい痛み。

 

これでもう

 

怖さ1:好奇心0.5

 

くらいになるw

けど痛みは続かなかったのでそのまま薬を注入し、針を抜く。

なにより早く終わらせたかった。

 

が、針を抜くと血が出てきてびっくり。しかもお腹をツツーッとつたうくらいの。

 

「え?こんな血が出るもんなの?」と焦り注射器を置いて血を止めようとしたら看護師さんが「まず注射器の針に蓋を」とおっしゃる。

 

あ、はい。。。でも血が垂れてってるよー

 

急いで蓋をして、消毒綿で垂れて行っている血を拭う。

もちろんそのまま傷口を押さえる。

 

血が出た時、看護師さんも若干焦ってたからちょっとびびった。

(焦ってたくせに「蓋を」って言われたのもちょっとショックだったけど。蓋をすることがとても大事なことだとは分かっておりますが)

 

でも看護師さん曰く、「まれに血管に当たってしまうと血が出る事がありますが、たまにしかないので大丈夫ですし、血が出ても問題ありません」とのこと。

 

はー、そんなもんですか。

 

ちなみにこの日を含めて9回打ったけど、この日に打った注射痕が一番長く残った

痛みは無かったけど、アザ(内出血?)のようになったし。

 

やっぱり血管に当たってしまったのがまずかったのかも。

とはいえ、意図的に血管を避けることもできないのでほぼギャンブルですな。

 

 

そういえばイラっとしたことが1つ。

注射終了後、看護師さんに「この薬って副作用ありますか?」って聞いたら、

「無いですよ。あったらもう症状出てますw」

って言われた。何故か半笑いで。

 

ん?バカにされてる??

ビビり過ぎだと思われてる??

 

感じ悪いわぁと思いつつ、副作用無いならいいけど、と思いそれ以上は何も言わなかった。

 

でも重大な副作用が後日判明し、またこの看護師にイラっとするのであった。

(後日書きますが、重大な副作用とはOHSSと便秘です。あれマジで辛い。そもそも医師からの説明がないのが悪い)

 

 

 

で、

ひとまず注射は成功したけれど、そのままではまだ自己注射できないのである。

翌日も来院し、今度は看護師さんの説明無しに、1から自分で打って見せる必要があるのです。つまりテスト。

 

テストに合格すれば、晴れて自宅での自己注射ができるというわけです。

 

「明日も来んのかー。。。」と思いつつ、その日は終了。帰宅の途に着いたのでした。

 

 

【この日の治療費】(支払った額)

診察費:32,550円

以上

 

 

にほんブログ村 赤ちゃん待ちブログ 体外受精へ
にほんブログ村

初めての体外受精 吐き気と闘う(大げさ)カウフマン療法

 

卵巣を休ませるためのカウフマン療法。

 

プレマリンを10日間飲み終わって、プラノバールを飲み始めると、

吐き気がやってくるんです。

 

副作用として吐き気が出る可能性は事前に説明されていたが

やはりきたか、という感じ。

 

今から20年以上前にピルを飲んでいたことがあったんだけど、

飲み始めの頃は、吐き気とふらつきがひどかった。

だから今回も覚悟していた。

 

寝る前に飲んで、朝起きる頃に、吐き気で目が覚める感じ。

最悪の寝覚めです。

 

先生からは、吐き気がひどかったら市販の酔い止め(トラベルミンとか)を

飲んでください、と言われたがしばらく様子見してみた。

買いに行く元気無かったし、すぐ慣れるだろうと思っていたから。

 

すると3日目には慣れてきた!やったー

 

よかったよかった。

 

安心して寝れる。

初めての体外受精 まずは卵巣を休めるそうだ

3回までチャレンジする、と決めた人工授精の3回目。

 

生理が来て、今回もだめだったことが分かる。

がっくり。。。。

 

しかし落ち込んでも何も進まないので気持ちを切り替える努力をする。

 

「もうがっかりするのはこりごりだっつーの。

こうなったらハラを決めて、どんな治療でも受けてやる!!ちくしょーめ」

と、内なる闘志(?)を燃やしてみたりして。

 

 

で、生理2日目に病院に行き体外受精をする意思を伝えると、

いきなり治療を開始するのではなく

どうやらまずは1周期、卵巣を休ませるらしい。。。

闘志いったんおあずけ。

 

卵巣を休ませるというのは、ピル的な薬を飲んで排卵を止めること。

カウフマン療法と言うらしい。

 

具体的には

プレマリンを10日間、

その後、プラノバールを10日間服用する。

 

この日は、これらの薬を処方してもらっただけじゃなくて

体外受精の治療開始日を決められた。

私の治療開始日はプラノバール服用終了後7日目に決まった。

 

足を踏み入れたんだなぁ、、、思うと同時に

いつの間にか闘志がワクワクに変わっていた。

(辛いだろうことでも新しい経験はいつもワクワクしてしまう)

 

しかし妊娠って、1ヶ月に1回しかチャンスが無い事が

一番のストレスだなぁといつも思う。

 

 

【この日の治療費】(支払った額)

診療費:580円

医薬品費:460円

==============

計:1,040円

 

にほんブログ村 赤ちゃん待ちブログ 体外受精へ
にほんブログ村